こんにちは!いずもです!
機械設計への就職・転職を考えているけど、ネットの情報で「機械設計技術者はやめとけ」といった情報があり、悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
機械設計の仕事は物作りが大好きな人からすると、自分の好きなことを仕事にできるイメージが強い職業ですが、なぜ機械設計はやめとけと言われているのか気になる人も多いはず。
そこで今回は機械設計に就職を考えている人のために、なぜ機械設計の就職・転職はやめとけと言われているのか理由を紹介していきます!
こんな方におすすめ
- これから機械設計に就職・転職を考えている人
- 機械設計技術者はやめとけの理由を知りたい
- 機械設計技術者に向いている人を知りたい
結論から言うと、、、
機械設計はやめとけの理由
- 覚えなければいけないことが多い
- 自分で答えを見つけないといけない
- 仕事の幅が広すぎる
- 納期に追われ激務
- 厳しい指摘をされることも多い
やめとけ(止めとけ)とは?
わかりやすく解説 - Weblio辞書
機械設計技術者の就職・転職はやめとけと言われている理由
機械設計の主な仕事内容はこちらになります。
機能や性能をニーズの調査をした上で決める「概念設計」
構想に基づいて図面化していく「基本設計」
基本設計を基に材料や形、サイズなどを固めていく「詳細設計」
部品の組み立て図などを作成する「生産設計」
引用:マイナビ
機械設計と言っても仕事は多岐に渡ることが多く、図面で機械の形を決めて、実際に作成するにあたってどのような素材を使うのか、どのように製造をしていくのかも含めて、全部決めていくのが機械設計の仕事になります。
今までなかった商品を新たに開発し、世の中に送り出すことができる素晴らしい仕事ですが、なぜ機械設計に就職・転職はやめとけと言われているのか理由を調べたところ以下の理由が出てきました。
機械設計はやめとけの理由
- 覚えなければいけないことが多い
- 自分で答えを見つけないといけない
- 仕事の幅が広すぎる
- 納期に追われ激務
- 厳しい指摘をされることも多い
1つずつ詳しく見ていきましょう。
覚えなければいけないことが多い
機械設計はやめとけと言われている1つ目の理由は、覚えなければいけないことが多すぎて、業務に慣れるまでかなりの時間がかかると言われています。
最初は簡単な仕事を任されることが多いですが、その間に図面の書き方やCADと呼ばれる図面を書くツールの操作方法を覚えなければなりません。
また徐々に仕事を覚え、担当として任されるようになっても覚えることはたくさんあります。
部品の材質を決める際の各材料の特性、パーツのネジや配管、歯車といった機械要素の部分も深い知識がないといけません。 材料も機械部品も数えきれないほどの種類があり、担当する案件によって使用する部品も変わってくるので日々が勉強が必要になります。
覚えることが多く、勉強も大変なことから仕事についていけない人もおりやめてしまう人もいるので、機械設計の就職・転職はやめとけと言われています。
自分で答えを見つけないといけない
機械設計に就職・転職はやめとけと言われている2つ目の理由は、機械設計の仕事は答えがない仕事なので、自分で答えを見つけて進めていくしかないと言われています。
特に図面の書き方などは、会社ごとに独自のルールがあったりするので、ネットで検索しても分からないことが多く作業が進まないこともあります。
周りの先輩に聞いて解決しなければいけませんが、周りも忙しくしていると聞くことはできないので、ムダな時間や残業が増えることも多いです。
こうした作業内容の難しさから、機械設計への就職・転職はやめとけと言われています。
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仕事の幅が広すぎる
機械設計に就職・転職はやめとけと言われている3つ目の理由は、仕事の幅が広いので、長時間労働になりやすいと言われています。
機械設計の仕事は設計業務や、機械を納品する相手との打ち合わせや見積もり依頼、材質などの検査立ち合い、機械の性能試験、不具合への対応など幅広い業務に対応しなければなりません。 機械設計にはトラブルがつきものなので、イレギュラー対応なども急に入ることもあるので長時間労働になる傾向が高いです。
そうした過酷な労働環境になりやすいことから、機械設計に就職はやめとけと言われています。
納期に追われ激務
機械設計に就職・転職はやめとけと言われている4つ目の理由は、納期が厳しく常に激務の状態が続くと言われています。
基本的に機械設計の納期は、作る側ではなくお客さんの都合で決められます。 残業しないと終わらない仕事量をこなすこともあり、機械設計をしている人の多くが納期に間に合わせるために日々残業をし仕事を行っています。
また機械設計の仕事は人手不足もあり、納期に間に合わせて納品してもすぐに別の案件の納期があり、激務が続くことから機械設計への就職はやめとけと言われています。
厳しい指摘をされることも多い
機械設計に就職・転職はやめとけと言われている5つ目の理由は、設計内容に対して厳しい指摘をされることも多いと言われています。
なぜこのような構造にしたのか、材質はなぜこれを選んだ、もっと価格を抑えることはできないのかといった指摘から、一生懸命考えて引いた図面を1からやり直せと言われることもあります。
特に入社したての頃は、このようなことが当たり前に続いていくので、自分は向いていないのではないかと感じやめてしまう人もいるので、機械設計への就職・転職はやめとけと言われています。
機械設計はやめとけについて詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にして下さい。
なぜ「機械設計はやめとけ」と言われるのか?【理由を現役設計者が説明】
機械設計技術者は辛い仕事でかなりの激務
機械設計は辛い仕事だと言われていますが、実際はかなり激務のため大変だということがわかりました。
- 機械設計は辛い仕事の理由
- 覚えなければいけないことが多すぎて辛い
- 1人で問題を解決しなければならない
- 仕事の幅が広すぎて大変
- 納期に追われて仕事をこなさないといけない
- 上司やお客さんの要望に答えなければならない
機械設計の仕事は、図面に起こすだけでなく実際に形にしなければならないので見た目以上に多くの仕事があります。 そうした激務に耐えられない人が機械設計は辛い仕事だと言っていることがわかりました。
機械設計技術者は転職に失敗する人も多い
機械設計は転職に失敗する人も多いと言われていますが、実際はどうなのでしょうか。 調べてみると機械設計の仕事は人手不足なのもあり、転職はしやすいが失敗も多い職業であることが分かりました。
転職に失敗してしまう人は主に4つの理由があることがわかりました。
機械設計の転職に失敗する理由
- 自分のスキルが通用しない職場だった
- 仕事量が多く残業時間も長かった
- 人間関係のトラブルが多い職場
- 自分にやりたい仕事ができなかった
機械設計という仕事は専門性が高い仕事なので、自分が持っているスキルを発揮することができない、自分のやりたい仕事ができないという、入社してから失敗するケースがあります。
そのような失敗をしないためにも、転職理由を明確にしておくことや、転職したい会社への知識を深めてから転職活動を行う必要があります。
機械設計の転職失敗について詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にして下さい。
機械設計の転職は失敗しやすいって本当?業界のプロが内部事情を解説
機械設計技術者に向いている人の4個の特徴
ここまで機械設計はやめとけの理由についてお話をしてきましたが、実際に機械設計の仕事を長く続けている人もいます。
機械設計に向いている人を調べたところ、4つの特徴があることがわかりました。
機械設計に向いている人
- モノづくりが好き
- 責任感がある人
- コンピューターに強い人
- 細かい作業が得意な人
1つずつ詳しく見ていきましょう。
モノづくりが好き
機械設計に向いている人の1つ目の特徴は、モノづくりが心の底から好きな人です。
特に小さなころからプラモデルを作るのが得意だった、図工の時間が好きだったという人には機械設計の仕事に向いていると言えます。
自分が設計に関わった商品が世の中の役に立つことが機械設計のやりがいなので、モノづくりを通して社会に貢献していきたいと考えている人にはぴったりの仕事だと言えます。
責任感がある人
機械設計に向いている人の2つ目の特徴は、責任感があり仕事を最後までこなすことができる人です。
機械を設計する場合はメーカーの意向に沿った形で作成していくので、意向に沿わない商品を納品してしまうと一気に信用がなくなってしまいます。
特に機械は高い技術と精密さが求められるので、最後まで責任を持って作業を進めることができる人は、機械設計の仕事に向いていると言えますね。
コンピューターに強い人
機械設計に向いている人の3つ目の特徴は、コンピューターのスキルが身についている人です。
機械設計の仕事は、図面を引く際に昔のように手書きではなく、CADというソフトを使って図面を作成していきます。 またWordやExcelといった知識も必要としている企業も多いので、知識もあり自信をもって操作できる人は機械設計の仕事に向いていると言えます。
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細かい作業が得意な人
機械設計に向いている人の4つ目の特徴は、手先が器用で細かい作業が得意な人です。
機械設計では図面を引くことや、商品の作成など細かい作業が求められる仕事です。 そうした細かい作業を繰り返し行っても集中力が切れず、ミスなく仕事をやり切るスキルが必要になってきます。
機械設計に向いている人の特徴について詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にして下さい。
機械設計技術者に向いていない人の2個の特徴
機械設計に向いていない人の特徴はこちらになります。
機械設計に向いていない人
- コミュニケーションが苦手
- 努力が苦手
順番に見ていきましょう!
コミュニケーションが苦手
機械設計に向いていない人の1つめの特徴は、コミュニケーションが苦手な人です。
機械設計の仕事は図面を引く仕事は、1人で黙々と作業をすることが多いですが、実際に商品を作る際は社内でのプレゼンや、取引先との打ち合わせなど対面で話すことも増えていきます。
そうした会話の中で自分の意見が言えない、人と話すのが苦手な人は対応に苦労するので、機械設計の仕事は向いていないと言えるでしょう。
努力が苦手
機械設計に向いていない人の2つめの特徴は、努力が苦手な人です。
機械設計は常に新しいものを生み出す仕事のため、新しい知識や技術を身に着けるために日々勉強しスキルアップのための努力が必要です。
努力が苦手だったり、決められたルールの中で仕事をしたいという人には、機械設計の仕事はストレスに感じることが多いので注意が必要です。
機械設計に向いていない人の特徴について詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にして下さい。
機械設計技術者の年収は日本人の平均よりも高い
機械設計の平均年収(2021年) | |
平均月収 | 587万円 |
月給 | 38万円 |
ボーナス | 128万円 |
平均年齢 | 41.5歳 |
引用:厚生労働省
機械設計の年収を調査したところ、厚生労働省の調査で平均月収が587万円ということが分かりました。 日本人の平均年収が460円ぐらいなので、120万以上高いですね。
やはり機械設計という仕事は専門性があり、誰にでもできる仕事ではないので給与は他の業種よりも高い傾向にあります。
また機械設計の給料はこのような特徴があります。
- 着実に給料アップしていく会社が多い
- 残業代が給料の底上げになることも
引用:キャリアガーデン
年功序列の意識が強いので、30代~40代で一気に給与が上がることも珍しくないので、長く働ければ徐々に年収は上がっていく業界だとも言われています。
機械設計の年収について詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にして下さい。
機械設計は年収が低いというのはウソ?!低いと言われるカラクリ
機械設計技術者についてよくある質問
機械設計についてよくある質問についてまとめてみました。 今後、機械設計に就職する際の参考になるポイントもあると思うので是非参考にしてくださいね。
機械設計のよくある疑問
- 機械設計はついていけない?
- 機会設計のエンジニアはどんなことを行う?
- 機械設計になるには天才じゃないと無理?
1つずつ詳しく見ていきましょう。
機械設計はついていけない?
機械設計は就職・転職しても激務で覚えることも多くついていけないと言われることが多いです。
機械設計に就職・転職してもついていけない人の特徴をまとめました。
機械設計についていけない人
- モノづくりや最先端の技術に魅力を感じない
- 特定分野の知識を勉強することが苦痛
- 言われたことを行う仕事の方が好き
機械設計の仕事は、モノづくりを通して世の中を良くしたいと思って働いているほとんどなので、モノづくりにやりがいを見出せない人は機械設計に就職・転職してもついていけない可能性が高いです。
また自由度が高い仕事でもあるので、決められた通りに仕事を行いたい人にはついていけない仕事と言えます。
機械設計のエンジニアはどんなことを行う?
機械設計のエンジニアの仕事内容を調査したところこの流れで仕事を行っていることが分かりました。
機械設計のエンジニアの仕事
- 企画立案
- 構想設計
- 基本設計
- レビュー・評価
- 詳細設計
- プロトタイプ作成
機械設計のエンジニアの仕事は「顧客からの仕様を取りまとめ、設計し、要求通りに機械部品を製造する」ことです。 機械設計のエンジニアの仕事はどの業種に行っても仕事内容自体は変わらないので、転職もしやすく働きやすい職業で人気が出てきている職業です。
今後、機械設計で幅広く活躍したいと考えている人には、機械設計のエンジニアも視野に入れて勉強していくことで、より働きやすくなります。
「自分は機械設計をしたいけど周りからはやめとけと言われている」そんな方に向けて書いています
機械設計のやりがいについてアラサー設計者が熱く語ります
【機械設計はやめとけと言われた方へ】現役技術者が伝える設計のやりがい - 基礎機械設計 https://t.co/DB4IUJyH6A @より
— ドラフター@機械設計者 (@drafter_san) February 7, 2021
機械設計になるには天才じゃないと無理?
機械設計になるのは天才じゃないと無理なのかという声がありますが、実際は天才じゃなくても機械設計として働くことはできます。
特に入社したての頃は、簡単に仕事をこなす上司や先輩を見て「自分にはあんなスキルはない」と思う人も多いですが、全て経験がカバーしてくれるということを理解しておきましょう。
特にスキルを早く身に着けて、1人前に仕事ができるようになるためには4つの事を行うのがおすすめです。
スキルを身に着ける方法
- 自分で分からないことは調べて試してみる
- 尊敬する上司のスキルを盗む
- 本を読んでインプットする
- 資格を取る
分からないことがあれば自分で調べて実践し、それでも分からないことがあれば質問を行うだけで、スキルを身に着けることができるのでぜひやってみましょう!
機械設計技術者に就職・転職はやめとけのまとめ
ここまで機械設計に就職・転職はやめとけについてお話をしてきました。 覚えることも多く、納期に間に合わせて仕事を行わないといけないので、過酷な労働環境も多いことからやめとけと言われていることが分かりました。
しかし機械設計という仕事は、モノづくりを仕事にしたいと考えている人にはやりがいのある仕事であり、長く働くことで年収も上がりやすいので待遇面でも安定している仕事だと言えます。
ぜひ機械設計への就職・転職を悩んでいる人は、勇気を出して挑戦してみてくださいね!
この記事のまとめになります。
機械設計はやめとけの理由
- 覚えなければいけないことが多い
- 自分で答えを見つけないといけない
- 仕事の幅が広すぎる
- 納期に追われ激務
- 厳しい指摘をされることも多い
最後までお読みいただきありがとうございました!
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