こんにちは!いずもです!
不動産鑑定士の資格を取って働きたいと考えているけど、SNSやネットで検索すると「不動産鑑定士はやめとけ」と言われて悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
資格を取ることも難しく取得できれば安泰な気もしますがなぜ不動産鑑定士で働くのはやめとけと言われているのか理由を知りたい人も多いはず。
そこで今回は不動産鑑定士の資格を取って働こうと考えている人なぜ不動産鑑定士で働くのはやめとけと言われているのか理由を紹介していきます!
こんな方におすすめ
- 不動産鑑定士として働こうと考えている人
- 不動産鑑定士はやめとけの理由を知りたい
- 不動産鑑定士に向いている人はどんな人か
結論から先に言うと、、、
不動産鑑定士はやめとけのまとめ
- 試験難易度が高い
- 実務経験があった方がいい
- 将来的にはAIに仕事を取られる
- クセのある人が多い
- 年功序列が根強い
- 仕事がきついのもあり独立はなかなか難しい
- 仕事は減少傾向にある
それでは詳しく見ていきましょう!
やめとけ(止めとけ)とは?
わかりやすく解説 - Weblio辞書
不動産鑑定士に就職・転職はやめとけと言われている理由を紹介
不動産鑑定士の仕事はこちらになります。
不動産鑑定士の仕事
- 不動産の価値を鑑定する仕事
- 不動産の評価をするには国家資格が必要
- 不動産には「定価」が存在しないので鑑定士が評価することで社会の秩序を守っている
なぜここまで必要とされている不動産鑑定士で働くのはやめとけと言われているのか詳しく見ていきましょう。
試験難易度が難しい
不動産鑑定士になるためには国家資格は必要ですがこの資格は3大難関資格のひとつとも言われており少し勉強したぐらいでは合格することはほとんどできない資格と言われています。
不動産鑑定士の資格取得のためには短答式試験と論文式試験の2つがあります。 各試験の合格率はこちらになります。
短答式試験合格率 | |
令和元年 | 32.4% |
令和2年 | 33.1% |
令和3年 | 36.3% |
令和4年 | 36.3% |
論文式試験合格率 | |
令和元年 | 14.9% |
令和2年 | 17.7% |
令和3年 | 16.7% |
令和4年 | 16.4% |
短答式試験だけを見ると30%を超えており合格している人も年々増えていますが、難関になっているのは論文方式試験です。
論文式試験では明確な合格点はなく、他の受験生との競争試験となっていることから合格率が低くなっています。
このように資格取得までのハードルが高く、社会人として働きながら勉強をしても受からないことが多いことから不動産鑑定士になるのはやめとけと言われている1番の理由になっています。
実務経験があった方がいい
また未経験で不動産鑑定士の資格を取ってもあまり役に立たず、しっかりと実務経験を積んでから初めて資格を活かせるのが不動産鑑定士の資格とも言われています。
将来的にはAIに仕事を取られる
不動産鑑定士の仕事はその不動産の価値を様々な角度から検証し導き出すので人それぞれで価格も変わり時間もかかります。
最近ではAIの発達により少しずつ人間の仕事がAIに置き換わっていますが不動産鑑定士の仕事もAIに取られる可能性が高いと言われており、将来的になくなる可能性が高いことから不動産鑑定士はやめとけと言われる理由の1つになっています。
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クセのある人が多い
不動産を売買する人の中には評価額に対して納得がいかずもめることも多いです。 やはり土地という大きなお金が動くものなので売買する側もかなり神経質になりながら相談をしてきます。
不動産鑑定士の仕事は不動産の価値を現在の価格として提示しますが、買った当初よりも値段が下がってしまった場合そのことに納得がいかず心無い言葉をかけてくる人も多くおり、精神的にきつくなってしまう人も多いことから不動産鑑定士で働くのはやめとけと言われています。
年功序列が根強い
不動産鑑定士として働くには経験年数が長い方が信頼を勝ち取りやすく有利だと言われています。
やはり若い人が仕事を貰うためにはある程度の実績なども必要になることからなかなか仕事が回ってこず、若くして活躍するには難しいと言われています。
仕事がきついのもあり独立が難しい
不動産鑑定士は引退などもなくベテランがずっと仕事を握っているため、独立しても若い人には仕事が回ってこないことから独立しても難しいと言われています。
独立する前に大きなコネを作っておき安定した仕事を受注できる環境にしておくことで独立も視野に入れることが出来るかもしれませんがなかなかハードルが高く、特に若い人には活躍しずらい環境になっています。
次に不動産鑑定士の現状の仕事内容を見ていきましょう。
不動産鑑定士の仕事内容は惨状?
仕事は減少傾向
現在不動産鑑定士の仕事は地方から徐々に減少傾向であると言われています。 理由は少子高齢化社会と人口の一極集中です。
地方で土地の売買を行う人が減れば自然と不動産鑑定士の仕事もなくなっていきますよね。
また日本の長引く不景気も影響し更に仕事が減少しています。
景気が悪ければお金の流れも悪くなり、流れが悪くなれば土地を購入する人も減ることから仕事を待っていればよかった時代は終わりを迎え不動産鑑定士自身で営業活動を行い仕事を獲得する流れに移行しています。
税理士と組み相続のお手伝いをする人も増えている
近年では不動産鑑定士としての仕事は減少していることから、税理士と手を組み「上手な相続」をお手伝いするアドバイザーとして仕事を行う不動産鑑定士も増えています。
不動産鑑定士は不動産の価値を決めることが仕事ではありますが、同時に不動産に対してのプロフェッショナルでもあるためその力をどのように使っていけるかが今後の道となっています。
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不動産鑑定士の現実的な年収はかなり高い?
不動産鑑定士の平均給与と年代別の給与は厚生労働省の調査からこのような結果になっています。
不動産鑑定士の平均給与 | |
月額賃金 | 51.5万円 |
年額賞与 | 205.6万円 |
年額賃金 | 823.6万円 |
不動産鑑定士の年収は平均で823万円と日本国民の所得の平均が442万であることから倍以上の年収がありかなり高いことが分かりました。
また年代別でも大きく年収に差が出ています。
不動産鑑定士年齢別平均年収 | |
35-39 | 717.8万円 |
40-44 | 954.3万円 |
45-49 | 870.9万円 |
50-54 | 1676万円 |
55-59 | 765.2万円 |
30台後半ではまだ経験も浅く仕事をなかなか回してもらえないことから年収も低くなっていますが、10-15年ほど順調に仕事をこなすことが出来れば大きく年収が上がっていることが分かりますね。
この辺りは先ほども不動産鑑定士で働くのはやめとけと言われている理由にもありましたが、やはり若いうちはなかなか稼ぐことができず苦労することも多いですが長く経験することで仕事も徐々に増えてきてそれに比例して年収も上がっています。
資格取得の3大難関の1つと言われている不動産鑑定士の資格を取ることで食いっぱぐれもなく高年収を獲得することが出来るのは魅力的な部分とも言えます。
それでは不動産管理士にはどのような人が向いているのでしょうか。詳しく見ていきましょう!
不動産鑑定士に就職・転職が向いている人
責任感が強い人
不動産鑑定士は不動産の適正価格を決定するという重要な職種であることから責任感が強く、知識向上の努力を惜しまない人に向いています。
また不動産の価格評価は不動産会社や土地を売買する人の利害に直接関係してくることなので、秘密を洩らさないことも必要な条件になります。
矛盾しない論理的思考ができる人
不動産の鑑定評価は国土交通省が発表している資料を用いて行いますが、不動産の価値は常に変動していることから国土交通省の資料だけでは判断できない部分もあります。
そうした場合でも納得がいく矛盾しない結果を導き出し、顧客に対してきちんと説明できる論理的思考力とプレゼンテーション能力が必要になります。
パソコン力が高く事務処理能力が高い人
不動産鑑定士は鑑定する土地に実際に出向いて調査を行うため素早い行動が求められます。
そして鑑定評価を行ったあとは評価結果を数値や文章でわかりやすくまとめて顧客に提出する為事務処理能力も大切になってきます。
特に評価価格や評価額を出すためには複雑な計算を行うことからエクセルなども使いこなす能力が必要です。
不動産鑑定士を目指している人は、表計算などエクセルも使えるようにしておくことで活躍することが出来ます。
勉強をし続けることが出来る人
不動産鑑定士は資格を取ってからも常に勉強が必要なため勉強をし続けることが出来る人が向いています。
特に大きな仕事になると路線価格の決定や公示価格など、日本経済に大きく影響を与えるような仕事をまかされることもあります。
そういった大きな仕事をまかせられることもあることから、高度な知識と技能が求められる背景もあり、資格取得の難易度はかなり高めに設定されています。
まずはこの最難関の試験を合格しないことには不動産鑑定士にはなれないので地道にコツコツと勉強ができる向上心のある人が向いていると言えます。
次に不動産鑑定士のやりがいや楽しいところを見ていきましょう。
不動産鑑定士はやりがいがあり楽しい
不動産鑑定士には大変な部分も多いですが、やりがいや楽しいと感じて働いている人も多くいます。
SNSではこのような声があがっていました。
鑑定評価書をお客様へ持参してご説明。普段は宅急便で納品がほとんどだけど、対面でご説明して、感謝されると大きなやりがいを感じるし、報酬も大きい。
プロ間なら評価書を送るだけでOKだけど、わかりやすいレビュー付きの不動産鑑定評価書はお客様の役に立つ。#不動産鑑定士
— 木下典子/不動産鑑定士 (@kino_noriko) July 22, 2022
不動産鑑定士って、儲からないけどさ、楽しいよ
— 不動産鑑定士 森田努 (@Fudousankantei2) September 10, 2021
仕事終わりの鑑定士講義めちゃくちゃきつかったけどその何倍も楽しいねんけど!!!たまらん!!#不動産鑑定士
— 髙﨑 友輔 (@Yuuusuk72371234) July 6, 2022
やはり難関試験に合格し、不動産鑑定士だからこそできる仕事に魅了され取り組んでいる人が多くいることが分かりました。
また社会性も高く不動産鑑定士と働くことで民間人や民間企業、経営者や投資家など多くの人に影響を与える仕事であるためやりがいを多く感じ楽しいという声もありました。
まとめ
ここまで不動産鑑定士はやめとけの理由についてお話をしてきました。
やはり試験の難易度が高くそもそも不動産鑑定士になるのが難しいといった声や昔とは違い仕事がなくなってきていることから将来性がない仕事なのではないかと否定的な声が多くあることが分かりました。
それでも難関試験を合格することで不動産鑑定士にできない仕事をすることができ、また大きな仕事を任せてもらうことで社会貢献もすることができる魅力ある仕事だと言えます。
また年収も日本国民の中でもトップクラスを誇ることから頑張った分しっかりと報われるのが不動産鑑定士という仕事とも言えますね。
試験に合格するのは簡単なことではありませんが、頑張った分必ず報われる仕事なのでがんばりましょう!
この記事のまとめになります。
不動産鑑定士に就職・転職はやめとけのまとめ
- 試験難易度が高い
- 実務経験があった方がいい
- 将来的にはAIに仕事を取られる
- クセのある人が多い
- 年功序列が根強い
- 独立はなかなか難しい
- 仕事は減少傾向にある
最後までお読みいただきありがとうございました!
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